最近は猫の長寿化が進んでおり、理由としてフードの栄養バランスが良くなったことや、室内で猫を飼うことが多くなり外から病気をもらうことが減ったためといわれています。
しかし猫の長寿化が進んだということは、介護を必要とする猫が増えたということにもなります。
あなたの猫が今後介護を必要としているかどうか、まずは猫の老化度を判断しましょう。
猫の老化は何歳から?
猫の老化の様子が見られる年齢は10歳ごろといわれています。猫の健康状態や生活環境などによっても変わってきます。
猫の年齢は人間に換算すると何歳なの?
猫の年齢を人間に当てはめてみると、前半と後半で老化のペースは変わってきます。
猫と人間の年齢の違い
歩き始める | 骨格が完成する | 中年期 | 老年期 | 長寿 | |
猫 | 1ヶ月 | 1歳 | 7歳 | 11歳 | 20歳 |
人間 | 1歳 | 18歳 | 44歳 | 60歳 | 96歳 |
高齢猫かどうかチェックするには
猫が高齢かどうかは見た目や行動によって判断することができます。
成猫のときには元気よく動き回っていたのに、高齢化につれて物腰が落ち着き始め、風格もどっしりしている。また、体力も落ち、五感も衰えていると感じたら老化の兆しです。
猫の見た目や行動にどのような変化が表れるか紹介します。
猫の見た目の変化
- 目 ・・・ 目ヤニが増え、目が白く濁っている
- 口内 ・・・ 歯が抜けたり、口の中が赤く腫れている
- 爪 ・・・ 伸びすぎていたり、さやが重なり厚くなっている
- 皮膚・被毛 ・・・ フケや抜け毛が増える。毛にツヤがない。
- ヒゲ ・・・ 白毛ができている
猫の行動の変化
- 名前を呼んでも反応しない ・・・ 聴力が衰えていたり、名前を認識できなくなっている
- あまり動こうとしない ・・・ 体力が落ちて活動量が減った
- 爪とぎをしなくなった ・・・ 狩りやマーキングの意欲が減った
- じゃれてこなくなった ・・・ 体力や集中力が衰えている
- 顔を洗う回数が減った ・・・ 清潔にする意欲が減った
- トイレに行く回数が増えた ・・・ 肝臓に疾患がある可能性
- 大きな声でよく鳴く ・・・ 甲状腺の病気や、ストレスによる可能性
- 高いところに登れなくなった ・・・ 筋力の衰えや関節に痛みがある可能性
猫に長生きしてもらうために必要なこととは?
猫に長生きしてもらうには、「栄養バランスの整ったフード与える」「健康管理をしっかり行う」「定期的に健康診断を行い、病気の早期発見や治療を行う」ことなどがあげられます。また、猫にストレスを感じさせないようお世話をしっかり行うことも大切です。