猫の体のお手入れの中で、爪切りは必須事項です。爪を定期的に切ってあげないと、家具などを傷つけたり、布に引っ掛けて傷つけてしまいます。
しかし爪切りは猫が嫌がってしまうことの一つ。爪切り道具を見ただけで逃げてしまう猫もいます。
そこで、暴れてしまう猫でもできる爪切りのテクニックをご紹介します。
猫の爪切りは必要なの?
そもそも猫は自分で爪とぎをするため、爪切りは必要ないのでは?と思うかもしれません。
しかし爪とぎをしたままでは爪は鋭いままなので、それによって家具や布、もしくは飼い主であるあなたを傷つけてしまう可能性があります。そのため、定期的にカットしてあげることで猫もあなたも安全に生活できます。
爪切りを怖がる猫はどうすればよい?
爪切りを怖がってしまい、爪を切ろうとすると暴れてしまう猫もいます。

そんなときは猫を十分にリラックスさせてから爪切りを行いましょう。
まずは猫とスキンシップをとり、触られることや抱っこされることに慣らしていきます。これは爪切りだけでなく、体のお手入れをする際には必要なことです。
抱っこする際には、ひざの上に猫を乗せ、後ろから抱きかかえるようにして安心させましょう。
バスタオルなどで猫の体をすっぽりと包んであげることでも安心します。
猫の爪切りをする方法
猫を長時間拘束すると、手入れされること自体が嫌いになってしまいます。一度に全ての爪を切ろうとせず、慣れてない最初のうちは少しずつ行いましょう。
爪切りに必要なもの
- 猫用爪切りor人用爪切り
猫用爪切りは刃の部分が猫の爪に合わせてカーブしています。1000円ほどで購入できます。
猫用爪切りが無ければ人用爪切りでも代用できます。子供用の爪切りがあればそちらを使用しましょう。
猫の爪切りの手順
- 猫の指先を軽く押して爪を出す
爪の内側には「クイック」と呼ばれる血管が通っている部分があります。指先を押して爪を出し、クイックの部分と外側の白くてとがった部分を確認します。
強く押してしまうと猫が嫌がるため気をつけましょう。
- 爪を切る
深爪や、肉球を挟まないように注意しながら切っていきます。
外側の白くてとがった部分の先端から2mmほどの位置に爪切りを入れましょう。
猫用爪切りの場合は、丸くなっている刃で爪先を挟み、切ります。
人用爪切りの場合は、猫の爪を左右から挟んで切ります。人間と同じように上下から挟むと爪が割れる可能性があるため注意してください。
誤って血が出てしまったらどうする?
慌てずにガーゼなどの清潔な布で抑え、止血しましょう。出血が治らないなら動物病院で診てもらいましょう。