あなたの大切な猫を健康で末長く生きてもらうためにも、定期的な健康診断やワクチン接種は必要です。
健康診断については「猫を健康診断に連れて行く際のポイントとは?検査の流れや動物病院でのマナーをご紹介」で紹介しているのでご覧ください。
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ワクチン接種をすれば絶対に猫が病気に掛からないというわけではありませんが、猫の健康を少しでも守るために必要な手段となります。
そこで今回、なぜワクチン接種が必要なのか、ワクチン接種を受ける時期をご説明します。
ワクチン接種の必要性とは?
猫の病気にはさまざまな感染症があり、あらかじめワクチンを接種することで予防することができます。
感染症は命に関わることもあるため、愛猫が健康に暮らしてもらうためにもワクチン接種をしておきましょう。
ワクチンにはさまざまな種類があるため、どのワクチンを打つか掛かりつけの動物病院の先生に相談してみましょう。
室内飼いでもワクチン接種が必要な理由
完全室内飼いだからワクチン接種は必要ないのでは?と思われる方もいるかもしれません。
しかし、完全室内飼いだからとはいえ感染症に掛かる可能性は0ではなく、飼い主からの感染や、猫を外に連れて行く・脱走するなどといった際に感染する可能性があります。
そのため、安心して猫との暮らしをするために定期的なワクチン接種は必要です。
ワクチン接種を受ける時期は?
ワクチン接種は1度受けたらそれで終わりではなく、定期的にワクチン接種する必要があります。
ワクチンでできた抗体は1年で減り始めるため、1年に1回のワクチン接種が必要となります。
ただし、体力のない生後4ヶ月まではワクチンの効きが弱い場合があるため、3回接種必要があります。
ワクチン接種の時期
- 1回目 ・・・ 生後2ヶ月までに
- 2回目 ・・・ 生後3ヶ月
- 3回目 ・・・ 生後4ヶ月
- それ以降 ・・・ 1年に1回
ワクチン接種で防げる病気とは?
ワクチンにはさまざまな種類があり、それぞれどの病気に効果があるか変わってきます。
病名 | 3種混合ワクチン | 5種混合ワクチン | 単独ワクチン |
猫ウイルス性鼻気管炎(猫風邪) | ○ | ○ | |
猫カリシウイルス感染症(猫風邪) | ○ | ○ | |
猫汎白血球減少症 | ○ | ○ | |
猫白血病ウイルス感染症(猫白血病) | ○ | ||
クラミジア感染症(猫風邪) | ○ | ||
猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ) | ○ |
ワクチン接種の流れ
猫に免疫力をつけるため、毒性を弱めたウイルスを体の中に入れます。猫の体調が悪いときにはワクチン接種はできないため注意してください。
検査
問診・触診・体温測定などをして体調を確認します。
ワクチン接種
注射を打った場所にがんができる可能性があるため、治療のしやすい四股やしっぽに注射を打ちます。